ソムリエ試験に独学で一発合格した勉強方法・暗記方法
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ソムリエ試験は暗記の試験といっても過言ではありません。そんなソムリエ試験に、一発合格した時にやってた暗記方法をメモ。
ソムリエ試験とは?
「ソムリエ」について少し簡単に説明すると、飲食店でワインを提供する人であれば別に自己申告で「ソムリエ」を名のってもかまわないのですが、日本で公式認定される「ソムリエ」とは、日本ソムリエ協会が実施している試験に合格した人達の事を言います。
ソムリエ試験は毎年夏に筆記の1次試験。1次に合格すれば秋に利き酒の2次試験があります。この2つをパスすれば、晴れて「ソムリエ」と名乗る事ができるのです。
ソムリエ試験に臨むにはさらに条件が。5年以上の飲食店のサービス業の経験と、さらに今も現役で、サービスしている必要があります。そんなソムリエ試験で、特に験性達を悩ませてるのが「暗記」。
「シャトーマルゴー」とか、「ロマネコンティ」とか聞いた事あるはず。これはAOCと呼ばれる「原産地呼称制度」と呼ばれる制度。フランスはもちろん、同様のモノが世界各国に膨大に存在しています。
ソムリエ受験の条件にあるように、この資格を目指す人は現在進行形で働いている人達。リアルの仕事と、この膨大な量の”暗記”で挫折してしまうパターンが非常に多いのです。
ソムリエ試験に一発合格した暗記方法
その1 書く、ただひたすらに書く
「暗記」 の超基本で、多くの人が推奨していますね。筆者の場合 ノートに綺麗に書くような事はしませんでした。経験上、どれだけ一生懸命ノートにまとめてもほとんど読み返す事がなかったからです。
ノートの代わりに用意したのがA3の大きめサイズの用紙。 コピー用紙等で100枚単位で買ったりしてました。このA3の用紙にひたすら「暗記したい事」を書きまくります。 そして裏表びっしり使ったら躊躇する事なくゴミ箱へ捨てます。ただひたすらに、「書く」事に徹するため、メモとしての機能は必要なしです。
筆記用具にもちょっとこだわりが。シャーペンや鉛筆は消せる事は良いのですが、このやり方だと消す必要がありません。
そして、書く量が大量になってくれば、「ちょっと力を入れて書き続けること」もしんどくなってきます。本来の目的は「大量に書く」という事なので、その行為を妨げるものはなるべく排除したいところ。
そんな理由で、ゲル状のなるべく書くのに力を必要としないサラサラ系のボールペンを使用してました。(受験期間1年の間に2ダースは使いました。)
実際に書くときは
- とりあえず書いてみる
- 少し思いだしながら書いてみる
- そのページすべてを思いだしながら書いてみる
のように、自分なりに工程を考えてみて、段階をふむのもポイント。
その2散歩しながら呟く(※但し迷惑のかからないとこ限定)
ひたすら書いてある程度内容を覚えてきたら次のステップ。書かずに覚える内容を呟いてみます。
そして「呟く」にあたっておすすめは、歩きながら呟く事。現代版 二宮金次郎 状態。 但し、現代は二宮金次郎時代とは違って、車や人通りも多いので危険がいっぱい。十分に安全な場所で行いましょう。筆者の場合、公園の遊歩道の端っこをひたすらグルグル歩きながらつぶやいてました。
机に向かってひたすらカリカリしてるのも良いのですが、外を歩く事で気分転換にもなりますし、歩くリズムが微妙に脳を活性化させてくれる(気もする)ので、実際に暗記内容が頭にすっと入ってきやすいです。
その3 お風呂で喋ってみる
公園では呟くぐらいの声しかだせませんが、家だとそこまで気にせずに喋れます。
家の中でも特におすすめスポットがお風呂場です。 暗記したい内容をなるべく大きな声ではっきりと喋ってみましょう。
お風呂場は、「個室になっている事」はもちろん、自分の声が反響して自分の耳に返ってくるので、「セルフリスニング」的な効果も期待でき一石二鳥です。
あと、自分ルールを作るとさらに効果的。「この部分を、すべて言うまでお風呂から出てはいけない」のように自分なりのルールを設定してゲーム感覚で勉強します。 ただし、このルールにしばられすぎて1時間以上もでれなかった時もあったので、限度が大事です。
その4 いろんな角度で攻める。
ソムリエ試験では各国の言語での単語で、ワインを覚えていくのですが、これを「丸暗記」だけでいくと高確率で忘れていきます。
ですので、ある程度覚えてきたら、覚えたワインを実際にショップに見に行ってみたり、別の本で調べてみたり、ネットで見てみたり、様々な方向で攻める事で、かなり忘れにくくする事が可能です。
その5 一冊覚えるつもりで暗記する
言い換えると、「どこの目標設定するか?」ということ。ソムリエ試験は、明確な「合格ライン」が見えにくい試験。ですので、こういった意気込みも大事になります。
筆者の中では、「教本一冊まるごと覚える」を最大目標に設定し、これをクリアできれば合格できるのでは? という風に思ってました。
「一冊覚えるつもりで暗記」の大きな利点は、参考書を持ち歩く必要がなくなってくること。
ページごと覚えるつもりで「暗記」をするので、実際に覚えた範囲は、いつどの場所でも「頭の中」でページを開く事ができます。この段階までくると、ページ全体の内容そのものが、暗記内容を思い出せる「鍵」となるのため、かなり余裕が生まれてきます。
これを続ける事で、ソムリエ試験直前には「テキスト一冊分」 の主要な内容を、例の「A3用紙にひたすら書く」というやり方で、ほぼ書けるようになっていました。「暗記オタク」な状態です。
その6 休む事もがんばる
平日に極限にがんばり、日曜日は遊ぶ事に一生懸命集中するようにしていました。これも効果があったのか「暗記」に関しては頭がリフレッシュされて、より効率よく覚える事ができてたかもしれません。
「休む」事を、行動の一部に組み込む事は大事だと再認識しました。