フリーランスにおすすめの健康保険組合・文芸美術国保の申請方法
フリーランスである僕が加入した健康保険の文芸美術国保。なぜ文芸美術国保を選んだのかと、 実際の加入方法をメモしていきます。ネットビジネスで独立する人は参考になるはずです。
フリーランサーの健康保険は文芸美術国保が絶対お得!
会社を辞めた後はこれまで加入していた社会保険の【健康保険】を脱退する事になるので、 国民健康保険に加入する必要があります。(【健康保険】は最大2年延長も可能ですが、会社折半がないのですごい額に・・・)
国民健康保険は、毎年の収入によって保険料が変わってきますが、サラリーマン時代の折半だった健康保険料と比較すると正直驚きます。
国民健康保険料は地域によって差があります。地域ごとの国民健康保険料を自動計算できる【国民健康保険計算機】 のサイトを参考に、僕の住んでる大阪市の例では、例えば年収400万円なら年間322,656円/1ヶ月あたり26,888円でした。1ヶ月 2万円強の保険料と、かなり高く感じますね。
国民健康保険の保険料は収入により変わってくるので、例えば、しっかり稼げるようになって年収800万円ぐらいになったとすると、保険料は641,079円で1ヶ月5万円近くの保険料にもなります。
これらのやたら高額な保険料を低く抑えるために、おすすめなものが健康保険組合。健康保険組合は全国で100個以上の組合が存在していて、多くの場合、保険料定額をウリにしています。
WEBデザインや、イラストなど、僕のようなフリランサーな人達が該当する健康保険組合が文芸美術国民健康保険組合(文芸美術国保)です。保険料は月額定額で16900円。(2か月毎に引き落とし)
文芸美術国保に加入には後述する【組合加盟の各団体】 に所属する必要があり、僕が加入したJiLLA(ジャイラ)は月額2000円の会費が必要です。
健康保険組合料金(16900円)とJiLLAの会費(2000円)を足しても18900円と、健康保険組合と比べて大幅にお得である事が分かります。
18900円という健康保険料は、先ほどの国民健康保険の例で大阪でみてみると、年収270万円だった場合の保険料とほぼ同額です。収入が増えても保険料が定額なので、今後収入を伸ばしていく事を踏まえれば、健康保険組合の加入意外あり得ないと思います。
文芸美術国保に入るための方法は?
文芸美術国保に入るためには【組合加盟の各団体】に所属する必要があります。
僕がやってる仕事・WEBデザイン(←かっこよく言った場合)は、所属できる団体は日本イラストレーション協会(JILLA)と日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)のいずれかになります。JAGDAは会員の紹介なんやらと、年会費もJILLAと比べて高かったので、JILLAへと加入する事にしました。
- JILLAに加入して保険証を手にするまでのおおまかな手順は以下の流れ
- JILLAホームページの申請フォームより申請。
- JILLAより案内資料が自宅に郵送される。
- JILLAへの加入申請書/確定申告B控or 開業届/事業制作物のコピーを返信
- 審査に合格したらメールで通知。出資金25000円と、JILLA加入手数料3000円
文芸美術国保の加入手数料3000円を振り込み。 - 健康保険組合へ(JILLA経由)に住民票/口座振替依頼
/確定申告書B控などの書類を提出。 - 保険証が自宅に郵送!
何度か郵送と返信が必要になってくるので、退職後に加入を検討する場合には早めに行動した方が良いですね。
気になる場所として【事業制作物のコピー】を送る部分があると思い僕の場合WEBデザイナーとして サイトを作った部分がそれにあたるので、一番、綺麗に作れてるサイトをスクリーンショットでとってコピーし提出しました。
次にひっかかる場所が、【確定申告書B控】 の提出。開業当初は、次回に確定申告を行う立場の人がほとんとだと思うので、当然、この書類を持っているはずはありません。ですので、開業したばかりで申請する場合は開業届を提出する形となります。
開業届には職業欄を書く項目がありますが、事業名に書く部分にJILLAに加入できる職業を書く必要があります↓
出典:https://jilla.or.jp/about/guide.aspx
ちなみに、ここにはライターという職業はありません。JILLAはあくまでもイラスト・デザイナーを中心とする協会なので、文章が中心のライターは加入できないというワケです。
僕の場合は、JILLAの入会まではスムーズでしたが文芸美術国保の申請の段階でちょっとだけストップしました。
文芸美術国保の提出書類にも確定申告書B控とあるのですが、これも同じく出せないので 開業届で知らせるしかありません。(実際、その資料を送って下さいともあったはず、)
送ったところ、開業届だけでは判断できないとあり、『来年、確定申告書B控 のコピーを提出して下さい』 という内容の書類に、追加記入と提出の大まかな時期も伝える必要がありました。
最後、少しだけ手間だったものの、しっかりと書類を揃えてやり取りを行っていればスムーズに入会する事が可能だと思います。