フリーランサーの開業届と青色申告承認申請書の書き方
当サイトで掲載されている商品には、一部プロモーション及び広告が含まれます。
会社を辞めて独立起業した後の各種手続きとして、開業届と、確定申告時に使う青色申告の事前申請が必要です。実際に僕がやったこの2つの申請方法について紹介します。
開業届の書き方
開業届は 『自分で事業をして開業します!』 という事を宣言するものです。開業届を出す意味は、基本的には宣言をしてるだけであってそれ以上の意味は特にないらしいのですが、青色申告の申請や、健康保険組合に加入する場合に必要となってきます。
これらの手続きで重要になるポイントが職業の項目。
開業届は税務署にいくと用紙もあり、そのまま受け取りもしてもらえます。開業届の書類は正式には『個人事業の開業・廃業等届出書』という名前。実際の用紙はこのようなものです↓
そして、記入すべき内容は以下のとおり。
- 納税地(今の住所)
- 名前・生年月日
- 職業
- 屋号
- 届出の区分(開業に○をして住所記入)
- 開業日
- 事業の概要 (僕の場合 サイトデザインや制作等)
職業については、書いた職業の項目によって事業税の税率が決まります。
事業税はライター と書くと、該当する区分がないためゼロ円にできますが、国民健康保険を安くするために文芸美術国保という健康保険組合に加入するためには、ライターでは受け付けてもらえず、 WEBデザイナーとする他ありませんでした。
事業税はWEBデザイナーの場合 課税所得の5%かかりますが、一律290万円の控除があるため、 実際の税額はそこまで大きくなりません。そして、国民健康保険組合に入れずに国民健康保険になった場合、驚くほどの高額の健康保険料になってしまうので、やはり「WEBデザイナー」の一択となります。
▶関連:フリーランスにおすすめの健康保険組合・文芸美術国保の申請方法
職業と合わせてもうひとつ気になふ部分は屋号ですね。これはいわゆる「店舗名」や「会社名」。自分で自由に決める事ができます。
青色申告承認申請書の書き方
税務署では、開業した後にもうひとつ大切な絶対出すべき書類があります。それが『青色申告承認申請書』です。個人事業主として働く事になると、申告納税として所得税や住民税など自己申告して・・・つまり確定申告して収めていかなくてはなりません。
確定申告には白色と、青色10万円控除、青色65万円控除の3パターンがあり難易度はやや高いですが、 青色65万円控除を選択する方が、圧倒的に節税になりつつ各種特典もつくのでお得です。
▶関連:【フリーランスで確定申告】青色申告と白色申告の違いとメリット
このお得な青色65万円控除の申告をするためには、事前に申請しておく(青色の65万控除をやります!という宣言) 必要があり、そのための書類が 『青色申告承認申請書』です。
この書類の提出期限は、開業後は2か月以内。既に開業してる人は 申告をしたい年の3月15日までとなっています。
実際に提出した『青色申告承認申請書』 がこちら↓
記入すべき内容は以下のとおり。
- 納税地(今の住所)
- 名前・生年月日
- 職業
- 屋号
- 事業の所在地
- 所得の種類にチェック(僕の場合は事業所得にマル)
- 今までに青色申告の承認の取り消しを受けたこと
又は取りやめしたことの有無 (無 にマル。 有にすると受付不可の場合も) - 業務を開始した日
- 【重要】簿記方式 (65万円控除を受ける場合は複式簿記にマル)
実際に記入してみると分かるのですが、途中の記入項目まで 『開業届』 の記入項目とほぼ一緒です。この書類に開業日や 屋号、職業等の『開業届』 で決めた事を書くので、どうせ税務署で手続きするなら 同時にやってしまった方がラクです。
『青色申告承認申請書』を出す時に一番重要な部分が、オレンジのマーカーを引いてる 簿記方式の選択の箇所です。
ここを複式簿記にすれば65万円控除となり、簡易簿記にすると10万円控除となります。
僕の場合は、税務署で受付の方と直接確認しながら記入していったので、教えてもらえながら(かなり親切でした!) できましたが、もし郵送で送る場合は注意すべきポイントだど思います。
当時は、備付帳簿名をチェックする項目が良く分からず、「帳簿関係は会計ソフトで管理する予定なのですが…」 と伝えたところ、特に何も記入する事なく空白でOKとの事でした。
まとめ
開業届と青色申告承認申請書 の2点の書き方や注意点を紹介しました。どちらの書類も記入から提出まで10分程度あれば終わってしまうので、「案外、あっけく開業してしまうものなんだな…」 と感じた事を覚えてます。
初めて提出するときには、やはり郵送ではなく、直接税務署に足を運ぶ方が、いろんな情報も聞けて良いように感じました。税務署ってなんだか素気ない印象があるかもしれませんが、意外なほどどなたも丁寧で、ちょっと安心感も持てます。
「確定申告」めんどくさい!
「確定申告について調べたけど、結局 よく分からない」
「調べてる時間があるなら、サイト作りに集中したい!」
こんなタイプの人は、税のプロである税理士に任せるのがおすすめ。
何日もかけて時間をかけて調べて、無駄に時間をかけていて結局できなかった…という事も、たった少しの時間で任せっぱなしにできるからです。
…ただ、現実的に税理士を探そうとすると、こんな悩みが起きてしまいます↓
- いくらぐらいかかるのが不安。
- アフィリエイトならではの会計が分かってる人はいるの?
- そもそも、どこで税理士を探せばいいか分からない!
そんな、「人生で初めて税理士を探す」という時。
使わないと損するサービスが「税理士紹介エージェント」です↓
詳しく見る「税理士紹介エージェント」は、今の自分の状況に合っている最適な税理士を無料で紹介してくれるサービスです。
−−もちろん、個人事業主でもOK。規模に関係なく(小さくても)相談可能で、例えば「確定申告だけ何とかして欲しい!」というケースでも話せるのがサービスの魅力。
問い合わせ方法もとてもシンプル↓
「確定申告」「はじめての税理士探し」などにチェックを入れて、連絡先を入力するだけ。1分ぐらいあれば登録可能です。
時間は有限で、賢い経営者ほど時間短縮にお金をかけるもの。
−−もし「確定申告の本」を読んだり、インターネットで調べる事に時間をかけてしまってるというなら…
今から1分 だけ時間を使って登録だけでもすませておき、これからのビジネスのために有効に時間を使っていきましょう!
1分で登録する